名水

名水とは

「名水百選」や「平成の名水百選」を環境省が選定していることをご存知の方も多いでしょう。なんとなく名水というと、「そのまま飲めるおいしい水」というイメージがあるのではないかと思うのですが、環境省が選ぶ名水には、飲用には煮沸が必要なものもあります。

ちなみに、環境省が名水と扱うのは、保全状況が良好で地域住民などによる保全活動がある水です。

また、「おいしい」という感覚は、人それぞれの好みがあることですし、軟水であるのか硬水であるのかも色々です。大辞林によると、名水とは茶の湯に適した名高い清水とされています。

このように、現在でも「名水」と呼ぶ水の明確で具体的な基準はありません。

日本人は、有機物が少なく、ミネラルの含有量が少なめの軟水を好む傾向が強いようで、環境省の選ぶ名水百選で選ばれている水も8から9割が軟水で占められています。

最近では、名水が観光客へのアピールとなり、大切な開発資源となっているのですが、その観光開発が進んだ結果、名水にとって必要な環境が適性に維持できなくなり、消滅していることがあります。名水はその土地にとっての宝であるだけでなく、日本全体の宝です。みんなの心がけ一つで守る事ができる宝なので、大切にしていきたいものですね。